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手術レポート(中)

◆病室に戻る◆

・病室に戻ると両親と主人がいて、生還した喜び(おおげさ)で興奮してわーわー騒いだ。

・騒いだからなのか、喉の渇きと空腹を感じる。

・両親が帰ってから、寝て起きて寝て起きて・・・の繰り返し。主治医(執刀医)のY先生、担当医のM先生、看護師の方々が診察に来てくださるも、あまり記憶なし。

・麻酔は「寝る」というか、「急に記憶がとぶ」という表現の方が正しい気がする。麻酔こわい。

・盛んに寝言を発していたそうだ。白昼夢については、まったく記憶なし。

◆手術当日の夜◆

・夜になり術部が痛みだし、寝てもいられなくなったので痛み止め(ペンタジン)を点滴に追加。にわかに吐き気を催し、目がぐるぐるまわり、冷や汗が噴き出す。

・看護師さんが「血圧80」と言っていた。もともと低血圧とはいえ不安。吐き気は空腹が原因と思っていたが、原因は痛み止め薬だった。自分の食い意地を過信していた。

・どんどん腰と背中の痛みがひどくなる。体勢を変えたいが、脚のマッサージ器が重くて動かせない。

・脚力は使えない、左腕も使えない(手術の傷が痛む)、加えて尿道カテーテルの煩わしさ・・・右腕だけでは体勢は変えられず、パラマウントベッドの機能をフルに使いこんで凌ぐ。

・主人や看護師さんも体制を変えるのを手伝おうとするも、わたしがすぐ痛がるので、腫れ物を触る感じになり、ついに遠目から応援するのみとなる。

・何気なく観始めた「ハリーポッター」が気休めになる。シリーズは全部観ていることを確認。混雑がおさまる頃に最新作を観に行きたい。スネイプかっこいい。

◆深夜◆

・主人が帰ってからもなかなか寝付けず。身体を直角に起こした状態でうつらうつらとする感じ。看護士さんの往診は2時間毎、その度に、血圧、体温、体内酸素量の計測、術部の確認。いろんな痛みとイライラで心身疲弊する。

・手術前に履き替えた紙おむつで、お尻がかぶれたようだ。猛烈にかゆい。絵に描いたような「泣きっ面に蜂」状態に。

・「どうぶつの森」で癒されようとしても、深夜のため住民のほとんどが寝ていて、寂しさがいっそう募るだけ。ひとり寂しく海岸で貝殻を拾ってみたり、釣りをしてみた。

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ジャンル : 心と身体

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