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抗がん剤治療の前の受精卵凍結

先日、抗がん剤治療の前の受精卵凍結を検討中の方からコメントをいただいたが、お返事として書くには長文過ぎるので、ここに纏めてみたいと思う。


(1)メリット/デメリット(生殖医療の担当医師から聞いた説明を整理)

①メリット
・受精卵凍結は数多く行われており安全性◎
・何もしないよりは妊娠・出産の可能性が高い(=「やっておけば良かった・・・」と後で後悔しない)

②デメリット
・自由診療なので相応の資金が必要(わたしたちが通う病院は凍結まで約40万円)
・出産まで至る確立は高くない(受精率50~70%。妊娠率20~30%)
・排卵誘発剤等の副作用


(2)固有の特殊背景

①もともと、わたしの乏精子症で不妊治療経験があった為、予備知識があった。

「乳がん治療だけで頭がいっぱいなのに、生殖医療のことまで考えられない!」と頭がフリーズするようなことはなかった。

②6月に化学流産してしまったものの、今年5月に顕微授精で一応の妊娠を経験していたので、「考えたこともない特別な治療」という感覚ではなかった。

③もともと今年の冬に2回目の顕微授精にトライするつもりだったので、準備してあった資金を充当することから資金負担が軽く感じられた。

(お金に色はないが、使う予定のない貯蓄から支払うのと、もともと生殖医療に使おうと思っていたオカネを支払うのでは、負担感が全く異なるだろう。)


(3)個人的意見

①受精卵凍結に向けて10日間ほど毎日のように病院に通ったことについて、妻は「毎日卵が大きくなっていくのが嬉しかった。病院通いは大変だったけれど、気持ちがポジティブに切り替わった。」と言っている。(11月21日付け記事「グラフで知る元気になる方法」ご参照)

②抗がん剤治療で必ず生殖機能を失うわけではないし、受精卵凍結で必ず出産に至るわけではないので、「それなのに何十万円もかけるのは抵抗がある。」と考える人も多いだろう。

しかし既述の妻の発言の通りがんで落ち込んでいるときに、前向きになれるきっかけが得られたのは何十万円に値する副産物だったと思う。


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テーマ : 不妊治療
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不妊治療助成金

このブログに既述の通り、妻が抗がん剤によりカラダにダメージを受けてしまう可能性がないとは言えないので、手術前に顕微授精・受精卵凍結を実施した。

卵胞育成、採卵・採精、顕微授精、受精卵凍結に40万円以上かかっているが、うち15万円が市の特定不妊治療助成事業による助成金として給付される可能性があることが分かった。


妻と一緒に近所の保健センターを訪ね、乳がん患者であることも告げて、わたしたちのケースが助成の対象となるか否か質問。

応接室ではなく窓口のカウンターだったが、広いセンター内に利用者はわたしたちだけだったので、全く気にならなかった。

しかし、利用者の全くいない施設に職員が(見えるだけでも)6人もいるのは気になった。

来訪者対応だけでなく、色々な内部事務があるのだろうとは思うが。

それはそうと、肝心の助成の対象となるか否かについては、対応してくれた職員では分からず。

執務室の奥で4~5人がまるく集まって相談しあっている。

「イレギュラーだね・・・」という誰かの発言が聞こえてきた。

「ちょっと!市民に聞こえてますよ!」は心の声。

次に職員がどこかに電話をして確認をした模様。

おそらく区の保健センターでは誰も分からないので、保健所等、上部組織に照会しているのだろう。

結果は「対象となる」であったが、もう一つ確認しなくてはいけないのが前年の所得が規定金額以下か否か。


今度は同じ建物の別フロアにある区役所の課税課に行った。

妻とわたしの前年年収が知りたい。「所得証明書」を発行してもらう以外に金額を知る方法はあるか聞いた。

その心は、前年の所得が規定金額以下だったら所得証明書を助成金申請に使うが、規定金額以上だったら発行手数料が払い損になるので、発行前に金額を知りたかったのである。

すると職員は証明書の内容を確認だけして購入しないということも可能だと教えてくれた。

発行依頼書を記入している最中に、もう職員が証明書を手に持って窓口に戻ってきた。

こんな簡単に発行できるのに1通200円もするのか・・・。

パッと見た感じ、既定金額ギリギリ。

期待と諦め半々の心境で、窓口で借りた電卓を叩くと、¥47,125オーバー・・・


ではない!

「児童手当施行令第3条第1項の控除額(社会保険料等相当額)」として夫婦合わせて¥160.000控除できる!

ボーダーラインすれすれで助成の対象である。

ハラハラドキドキの役所訪問であった。


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エストロゲンの値

採卵の後は、エストロゲンの値が低下したのを確認しなければならない。

これまでの値の変化は

10/19 32.0
10/27(採卵3日前) 326.3
11/5(今日) 85.6

フェマーラを飲んでいなかったら10/27の値は3,000を超えていただろう、とのこと。

この値を30まで下げたいので、引き続きフェマーラを服用し、次は月曜日に採血して値をチェックすることになった。


S医師から「将来有望な卵が3個採れて本当に良かったです。頑張りましたね。」と言われた妻は、「不覚にも泣きそうになった」そうだ。

乳がんになって、これまで検査の結果といえば恐怖や悲しみばかりだったので、このS医師の言葉に報われる想いがしたのだという。


11月19日、手術が終わったら、医師が妻に「手術は無事に終わりましたよ。よく頑張りましたね。癌はしっかりとりましたから、もう大丈夫ですよ。」と言ってくれることを祈りたい。

――想像したら泣けてきた。

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希望の卵 ~体外受精の結果報告~

10月30日 採卵・採精

10月31日 病院への電話を失念し、妻に怒られる

11月1日 電話で採卵した8個の卵のうち、5個受精したと知らされる


そして11月2日、会社を抜け出して病院へ行き、体外受精の結果についての説明を受ける。

①採卵した卵の個数は8個である

②顕微授精を行うことが出来たのは6個である

③受精した卵は5個である

④卵の状態は8細胞で、質はグレード1が2個、グレード2が1個、グレード3が2個

⑤受精卵の様子をVTRで確認


5月に顕微受精を行ったときは1個採取・1個受精だったことを考えると喜ばしい結果である。

しかし1回の胚移植あたり妊娠率は20~30%と聞かされているし、出産まで至る確率はもっと低いのであろう。

37万円の一連の治療で【「もう子どもは望めない」こともない】状態を手に入れたということだ。

乳がんが発覚というだけでも衝撃なのに、核グレード3・トリプルネガティブ・MIB-1 INDEX92%超・・・と悪い材料がゾロゾロ出てくる中、唯一の明るいファクター(=希望の卵)を37万円で買えたと思えば安いものである。

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大失態

採卵・採精の翌日は10時に病院へ電話し、受精卵の個数の確認をすることになっていたのだが、すっぽかしてしまった。

言い訳にならないが、ちょうど10時にクリーニング店のカウンターでバタバタやっているときにケータイの備忘アラームが鳴ったので、画面をよく確認もせず消してしまったのだ。

13時頃に起きてきた妻の「電話してくれた?」の言葉で思考回路が数秒停止し、全身が凍りついた。

慌てて病院に電話したが、もう後の祭り。

交換台のオペレーターは「今日は休日ですから誰もいません」と。

「どうしてこんなに重要なことを忘れるの!」
「わたしが毎日辛い注射を打ってきたのを何だと思っているんだ!!」
「所詮あなたには他人事なんだよ!!!」

全て仰る通りです。ただ謝るしかなかった。

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