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手術レポート(下)

◆手術の翌日◆

・朝6時、いまや遅しと待ち構えていた看護師さんが来た。尿道カテーテルと脚のマッサージ器が外れて、ベッドの上で胡坐を掻いた瞬間、あまりに嬉しくてちょっと泣いた。

・病室の洗面台の鏡をふと覗くと、今まで見たこともない、やさぐれた風貌の自分がいて軽いショックを受ける。

・朝6時半、ブッダ(主人)ご光臨。心の平安を取り戻す。

・朝8時、丸一日ぶりの食事。涙、涙の完食。丸一日絶食って本当に辛い。

・主治医(執刀医)のY先生の診察。休日(土曜日)のためか白衣は着ておらず、私服姿がとても新鮮。

・術後から主人や、看護士さんたちに「きれいな傷だ」と言われ、Y先生も同様の反応だったので、傷口は見ないように(そもそも乳輪下縁部のため、鏡でないと傷口は見えないのだが)、上から自分の乳房を恐る恐る観察。手術前と変化があるようには思えなかった。

・もともと左の乳房の方が大きかったので、右胸と大きさが揃ったように感じた。トップの位置も変わらないとの事。「Y先生、きれいに切ってくださってありがとうございます。休日なのに診察にきてくださってありがとうございます」と感謝、感謝。入院、手術に携わってくださった全てのみなさんにも感謝、感謝。

・院内や屋上庭園を散歩。身体が動く自由を謳歌。

・疲れて病室に戻り、主人からのサプライズプレゼント(お見舞い?)のDVD「中日ドラゴンズ優勝記念盤 感動の軌跡2010」をいただく。即座に鑑賞。今季の戦線の数々に胸が熱くなる。免疫力も高まった。

・窓際の机に「劇画・内閣総理大臣伝」という漫画があった。主人は漫画を読むイメージではないのだが、「東京ラブストーリー」の件といい新たな発見。ちなみに「ゴルゴ13」は読んだことがあるそうだ。

・夕方に主人のご両親と妹さんがお見舞いに来てくださる。またも興奮してわーわー騒ぐ。楽しいひととき。帰ってしまうのを引き止めたかったほど楽しかった。元気になったら両家全員参加でハワイに行こう!という話で盛り上がった。

~以上~

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手術レポート(中)

◆病室に戻る◆

・病室に戻ると両親と主人がいて、生還した喜び(おおげさ)で興奮してわーわー騒いだ。

・騒いだからなのか、喉の渇きと空腹を感じる。

・両親が帰ってから、寝て起きて寝て起きて・・・の繰り返し。主治医(執刀医)のY先生、担当医のM先生、看護師の方々が診察に来てくださるも、あまり記憶なし。

・麻酔は「寝る」というか、「急に記憶がとぶ」という表現の方が正しい気がする。麻酔こわい。

・盛んに寝言を発していたそうだ。白昼夢については、まったく記憶なし。

◆手術当日の夜◆

・夜になり術部が痛みだし、寝てもいられなくなったので痛み止め(ペンタジン)を点滴に追加。にわかに吐き気を催し、目がぐるぐるまわり、冷や汗が噴き出す。

・看護師さんが「血圧80」と言っていた。もともと低血圧とはいえ不安。吐き気は空腹が原因と思っていたが、原因は痛み止め薬だった。自分の食い意地を過信していた。

・どんどん腰と背中の痛みがひどくなる。体勢を変えたいが、脚のマッサージ器が重くて動かせない。

・脚力は使えない、左腕も使えない(手術の傷が痛む)、加えて尿道カテーテルの煩わしさ・・・右腕だけでは体勢は変えられず、パラマウントベッドの機能をフルに使いこんで凌ぐ。

・主人や看護師さんも体制を変えるのを手伝おうとするも、わたしがすぐ痛がるので、腫れ物を触る感じになり、ついに遠目から応援するのみとなる。

・何気なく観始めた「ハリーポッター」が気休めになる。シリーズは全部観ていることを確認。混雑がおさまる頃に最新作を観に行きたい。スネイプかっこいい。

◆深夜◆

・主人が帰ってからもなかなか寝付けず。身体を直角に起こした状態でうつらうつらとする感じ。看護士さんの往診は2時間毎、その度に、血圧、体温、体内酸素量の計測、術部の確認。いろんな痛みとイライラで心身疲弊する。

・手術前に履き替えた紙おむつで、お尻がかぶれたようだ。猛烈にかゆい。絵に描いたような「泣きっ面に蜂」状態に。

・「どうぶつの森」で癒されようとしても、深夜のため住民のほとんどが寝ていて、寂しさがいっそう募るだけ。ひとり寂しく海岸で貝殻を拾ってみたり、釣りをしてみた。

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手術レポート(上)

先日の記事で、妻が自身の言葉で手術をレポートさせていただくと書いた。

お約束通り、以下に妻の書いた文章を載せる。

(長文なので上・中・下の3分割)





◆手術前◆

・手術室に入ると、麻酔科の医師(前日、病室に麻酔の説明に来た医師)2名、看護師2名がいた。挨拶されるも、心ここにあらず。

・血圧、心電図、酸素計測器(指サック状のモノ)を装着、脳波を計測する黒いネットを頭に装着、両脚ふくらはぎにマッサージ器装着・・・一斉に淡々と手早く準備される。

まさに「まな板の上の鯉」状態で、恐怖で取り乱したり感傷に浸る時間はなく、口を覆う酸素マスクを装着すると同時に意識が遠のいていく。

・このとき点滴に入れられた麻酔導入剤は「泥酔し、床に就いて気持ち良く眠りに落ちる刹那」みたいな感じ。

◆手術直後◆

・名前を呼ばれて、回復室で目を覚ます。

・喉が痛かったが、「手術中に喉の奥まで酸素を送り込む管を入れるが、これが原因で喉が痛くなることがある」と前日に医師より説明を受けていたのを思い出し、納得し、また意識をなくす。

・回復室から病室に戻るストレッチャーの上で、再度目を覚ます。廊下やエレベーターの天井がぐるぐると変わり、自分の無抵抗感が面白かった。


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